SEIWA | Leather Craft :: Fabric Dyeing school | 染色・レザークラフト本科コース | 革andアルファ科

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2013年夏期講習作品/「イマージュ」

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革 and アルファ科

基礎から高度な技術に至るまで皮革染色、皮革加工技術を指導します。その技法を用いてバッグや小物からインテリアまで制作します。

受講日第1・3水曜
時 間10:30〜16:00
月 謝10,000円(税抜)
年間諸経費6,000円(税抜)

佐竹朝子先生インタビュー

■教室の内容

 もともとは革全般の作品作りを通して革の性質を学んでいただき、製図から行う講座でした。図案を考えるなど、順番を経てゼロから作品をつくっていく過程の中で、革の特性を活かした作品作りをトータルで行っていました。

 しかし、現在は受講生の方々が皆さんもう20年近く通ってくださっていて、ひと通りの手順等はすでに知っている方ばかりなんですね。ですので、基礎からではなく自由に作品作りをしていただいています。

 もちろん最近入られてまだ数ヶ月という生徒さんもおられますので、そういった方には製図をする前のラフスケッチからはじめてもらっています。そして自由に好きなものからチャレンジしていただき、最終的には自分の作りたいものを、ゼロからつくれるだけの技術を身につけていただくことを目標にしています。

 教室にはサンプルを置いていないので、はじめのうちは戸惑うかもしれません。もちろん最初は疑問だらけだと思いますので、都度アドバイスさせていただきます。

 生徒さんのほうで、このような形をつくりたいという希望があり、その形に仕立てていくためにラフスケッチから始められるといいと思いますよ。

 図案も、例えば花の模様を図案として使いたいと申し出ていただければ、拡大縮小等して使いやすくアレンジするところまでアドバイスできます。そうして生徒さんといっしょになって作品作りを行なっていく講座です。

 講座名の「アルファ」ですが、このアルファには、革にプラスして違う素材や技法を組み合わせて楽しんでいただきたいという思いを込めています。

 例えば革ではカービングでもいいですし、染めも手縫いもミシンもトータルで行いますが、そこに加えて異素材を組み合わせたりもします。革でも、種類の異なる革を使ったり、ビーズ、リボン、レースなどを使ったりもしています。

 制作上あまり取り入れないようなものをあえて少しずつ組み合わせることで、新しいものができますね。異素材を組み合わせて使えないかな、ということを常に考えています。


■教室の流れ

 午前中に始まりますが、生徒さん個々で異なる作品をつくっていますので、それぞれすることは違います。たまにみんなで同じ事をすることもありますが、ほとんどは個々の作品作りですね。

 生徒さんにそれぞれに個性があるので、同じ図案や型紙を使っても、違う個性を持った作品になります。ちょっと色を変えるだけでももちろん違うものになりますしね。


■新しい人への対応

 新しく入ってこられた人の技量をまず確認させてもらいます。すでにある程度ご経験のある方なのか、それともまったくのはじめてなのか、ということです。そしてつくりたいものの希望を伺い、一番カンタンなものから取り組んでいただきます。

 基礎からキチッと学びたい、資格を取りたいという人に対しては、カリキュラムがありますので、それに則って取り組んでいただければと思います。刻印の使い方、カッターの使い方、ミシンの使い方、漉き機の使い方等、それぞれに一定の技法があるので、1つひとつ学んでいただければと思います。


■生徒さんについて

 生徒さんはそれぞれ長い間続けている方が多いです。女性の方が多く、皆さんバッグをつくっていることが多いですね。他にも染色した革をビンに貼りつけて、花器をつくるなど造形的な作品制作をしていらっしゃる生徒さんもいます。

 デザインによって手縫いもミシンも取り組んでいます。部分的に手縫いするという選択ができるといいですね。生徒さん個々のデザインによって、手縫いのほうがいいとアドバイスをすることもありますし、ミシンも然りです。