SEIWA | Enjoy! Leather Craft | レザークラフトの技法をムービーも交えて詳しく説明 | 縫い穴をあける



縫い穴をあける

手縫いのレザークラフトは、革に縫うための穴をあけてから縫います。

手縫いの縫い穴をあけるには菱目打ちという工具をつかいます。菱目打ちであけた縫い穴をよく見ると、穴の形が菱型をしています。この菱型がキレイに揃った斜めの縫い目を実現します。

[つかうもの]
菱目打ち
木づち
ゴム板

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菱目打ちのサイズ

菱目打ちは刃先の間隔の違いで5種類あります。※2018年12月時点、全26種類。

 間隔(ピッチ)のせまい方から、
 2.5mm巾/3mm巾/4mm巾/5mm巾/6mm巾

このうち、小物にも鞄にもつかいやすい菱目打ちは4mm巾で、レザークラフトがはじめてという方におすすめです。

刃先の数

菱目打ちは先端の刃がフォークのように、複数に分かれています。
これを「目数」といい、たとえば先端が4本の刃に分かれた菱目打ちを「4本目」といいます。

SEIWAレザークラフトツールは、1本目・2本目・3本目・4本目・6本目・8本目(3mm巾)、10本目(4mm巾)をラインアップします。

まず最初に揃えておきたい目数は、2本目と4本目です。
この2本があれば、基本的な形を仕立てることができます。

◯曲線の縫い穴あけは1本目〜3本目。
→細かいアール=1本目
→小さいアール=2本目
→大きいアール=3本目
※1本目は、直角から鋭角に曲がる角の部分にもおすすめです。

◯直線の縫い穴あけは4本目〜6本目・8本目・10本目。
→20cm程度の短い直線=4本目
→長い直線=6本目・8本目・10本目

※ピッチが限定されますが、2本目+6本目、8本目、10本目で揃えると、より本格仕様ではじめられます。

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左端から5mm4本目、4mm4本目、3mm4本目、5mm2本目、4mm2本目、3mm2本目。色々な仕立てに対応できます。

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縫い目の比較

2.5mm・3mm巾の菱目打ちは縫い目が細かくなるため、緻密な感じが出やすく、5mm・6mm巾はざっくりと力強い雰囲気になります。幅はつくりたいものの雰囲気に合わせ、自由に選びましょう。

ミニチュア小物や繊細な小物の仕立てには2.5mm
革が薄い場合、また小物の仕立てには3mm、
革が厚い場合、また大きめのものの仕立てには
5mm・6mm巾がいいでしょう。

またオリジナルの型紙を設計して、縫い穴あけ位置の計算がしやすいのは5mm巾です。

縫い穴のあけ方

4本目と2本目の菱目打ちを使い分け、縫い穴をあけてみましょう。

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    1 | 縫い穴をまっすぐにあけるためのガイドラインを引きます。2本菱目打ちの刃先を革のヘリ(端)にあて、端から一定幅の線を引きます(3 〜5mm)。

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    2 | 革をゴム板の上にのせ、縫い穴をあけるための目安(アタリ)をつけます。端は菱目打ちの刃を1本分外に出しておくと、端を菱目打ちの幅と同じに揃えられます。

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    3 | 端の1目分を先につけたアタリに重ねると、均等な幅になります。

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    4 | 菱目打ちを木づちで叩きます。刃先が革に入り、菱型の縫い穴があきます。

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    5 | 曲線の縫い穴あけは、2本菱目打ちをつかいます。

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    6 | 縫い穴をあける目安は、革の裏側(床面)から刃先が1mm程度出る位です。

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    7 | 先につけたアタリに刃先を合わせ、1目ずつ重ねながら縫い穴をあけます。すでにあいた穴がガイドになり、まっすぐな縫い穴があけやすくなります。

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    8 | 菱目打ちは革に垂直に立て、奥から手前に向かってあけます。

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    9 | 菱目打ちが傾いた状態で穴あけすると、表側と裏側で穴のあいた位置が変わり、縫い目がキレイに揃わない原因になります。